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カット代が16.7%値上がりしても来店回数は変わらない。家計調査が示す美容師の「生き残り戦略」

カット代が16.7%値上がりしても来店回数は変わらない。家計調査が示す美容師の「生き残り戦略」

2026年8月7日、総務省が発表した家計調査(2026年4〜6月期)に、美容師にとって見逃せないデータが含まれていました。カット代の支出が前期比14.9%増と大幅に伸びた一方で、来店回数はほぼ変わっていないという事実です。価格は上がっている。でも通う回数は増えていない。この「ねじれ」の中に、これからの美容師が考えるべきヒントが詰まっています。

📋 今回取り上げるニュース:家計調査2026年4〜6月期

総務省は2026年8月7日、2026年4〜6月期の「家計調査」(二人以上の世帯、2025年基準)を公表しました。この調査は、日本の家庭が実際に何にどれだけお金を使っているかを示す、信頼性の高い公的統計です。

今回の調査で特に注目されるのが、美容室の主力メニューであるカット代が前期比14.9%増、前年同期比でも1.4%増となった点です。消費支出全体の前期比が0.9%増であることを考えると、カット代の伸びは際立っています。

ポイント:美容室の料金が上がり続けている。これは単なる値上げではなく、業界構造の変化を示すシグナルです。

💇 カット代14.9%増の実態——何が起きているのか?

今回の家計調査で発表されたデータをまとめると、以下のようになります。

項目 前期比 前年同期比
消費支出(全体) +0.9% +0.3%
理髪料 −0.3% −11.5%
パーマネント代 +4.7% −2.0%
カット代 +14.9% +1.4%
他の理美容代 +11.5% +7.4%

カット代と「他の理美容代」(カラー・トリートメント等を含むと思われる)が特に大きく伸びています。また、「全国物価統計調査」によると、2025年の47都市平均のカット代は前年比623円(16.7%)上昇しています。

🔍 値上がりしても来店回数が増えない「静かな変化」

ただし、単純に喜べない数字もあります。カット代の利用回数は前年同期比0.7%減と、ほぼ横ばいです。つまり、支出が増えたのは「多く行くようになったから」ではなく、「1回あたりの料金が上がったから」に過ぎません。

実際、1回あたりの支払額は3,260円(前期比+159円、+5.1%増)となっています。16.7%の価格上昇に対して家計の支出は14.9%増にとどまっており、価格の上昇幅ほど消費者の財布は開かれていないのが実態です。

⚠️ 注意:消費者は美容室への支出の「優先順位を下げている」可能性があります。料金が上がるほど、来店頻度を減らしたり、より安い店を選んだりする動きが出始めています。

🏃 「安い店へ移動」が始まっているサイン

理美容ニュースの記事では、「料金の上昇幅ほど家計の支出は増えておらず、より料金の安い店へ利用先を移す動きもあったと考えられる」と分析しています。

  • 価格だけを上げたサロンは、顧客を失うリスクが高い
  • 「安さ」だけを訴求する低価格サロンへの流入が増える可能性がある
  • 一方で、「価格に見合う価値を提供しているサロン」には顧客が残り続ける
ポイント:価格競争ではなく「価値競争」の時代へ。消費者が求めているのは「安さ」ではなく「それだけのお金を払う理由」です。

✂️ パーマ代1万円超が語る、消費の「選別」が進む時代

もう一つ興味深いデータがあります。パーマネント代の1回あたりの支払額が1万740円となり、調査史上初めて1万円台に乗りました。一方、パーマの利用回数は前年同期比9.1%減と落ち込み続けています。

パーマはもはや「気軽に行く」サービスではなく、「お金をかけてでも楽しみたい体験」へと変化していると考えられます。「どうせ高いなら、本当に信頼できる美容師に任せたい」という消費者心理が、技術力の高いスタイリストへの需要を後押しする構造になっています。

💡 美容師が今、取るべき3つの戦略

① 「高単価×高頻度」を両立する接客設計

来店頻度が下がりやすい時代だからこそ、1回あたりの単価を上げながらも、次回来店のモチベーションを高める接客が重要です。施術後のホームケアアドバイス、次回メニューの提案、来店サイクルの最適化など、「また来たい」と思わせる体験を設計しましょう。

② 「安いから来る客」ではなく「あなただから来る客」を育てる

価格競争に巻き込まれないために、個人指名のファンをつくることが最も有効な防御策です。SNSでの発信、スタイル写真の更新、口コミへの丁寧な返信など、「この美容師に会いたい」というブランドを日々積み上げることが大切です。

③ 高付加価値メニューを自分で設計する

髪質改善、白髪ぼかし、トリートメント、韓国レイヤーなど、「値段を出しても受けたい」と消費者が感じるメニューへのシフトが、単価アップの近道です。

✅ 3つのポイントまとめ:
・1回あたりの体験の質を高めて単価を守る
・個人指名のファンを育てて価格競争を回避する
・高付加価値メニューで差別化する

🏙️ WE RULEの視点:価格を自分で決められる強み

今回の家計調査データが示す「価格上昇×来店頻度横ばい」という構造は、WE RULEのような業務委託型シェアサロンで働く美容師にとって、実は大きなチャンスを意味しています。

雇用型サロンでは、価格設定はサロン側が決めることがほとんどです。一方、WE RULEのシェアサロンでは、メニュー内容も料金も美容師自身が設定できます。自分が提供する価値に見合った料金を、自分で設計する自由があるのです。

また、WE RULEでは技術売上の80%がバックされる高歩合制を採用しています。Hot Pepper Beautyの掲載支援、AIを活用した集客・発信サポート、口コミ返信の効率化なども整えています。

WE RULEでは「何が良いかは、じぶんが決める。」という考え方を大切にしています。価格も、メニューも、働き方も、自分でデザインできる環境で、自分らしいキャリアを築いてほしいと思っています。

🎯 今日からできる実践ポイント

  • 自分のメニューの単価を見直す:今の料金は、自分が提供している価値に見合っていますか?
  • 施術後のカウンセリングを丁寧に:次回来店のきっかけをつくるには、「次はどうしたいか」を施術後に一緒に考えることが効果的です。
  • 口コミやSNSの発信を続ける:「この美容師に任せたい」と思ってもらえるよう、スタイル写真や日常の発信を続けることが大切です。
  • 高付加価値メニューの技術を磨く:髪質改善、白髪ぼかし、カラーなど、単価が上げやすいメニューの技術力向上は、長期的な収入安定につながります。
  • 来店サイクルを顧客ごとに提案する:その人の髪質・ライフスタイルに合わせたサイクルを提案することで、リピート率を高めましょう。

📝 まとめ

2026年4〜6月期の家計調査が示したのは、カット代が前期比14.9%増と伸びる一方で、来店回数はほぼ変わっていないという「ねじれた現実」でした。

価格は上がっているのに、消費者はより慎重になっている。この構造の中で生き残るのは、「安さで勝負する美容師」ではなく、「価格に見合う価値を提供できる美容師」です。

家計調査のデータは、美容師一人ひとりが「選ばれる存在」になるための行動を、今日から始めるべきだと教えてくれています。WE RULEは、札幌で自分らしく働きたい美容師の皆さんと一緒に、そのキャリアを考えていきたいと思っています。

🌟 WE RULEについて

WE RULEは、札幌市内に6店舗を展開する地域密着型のシェアサロンです。技術売上80%バック、自由出勤、初期費用無料、Hot Pepper Beauty集客支援など、業務委託×教育のハイブリッド型シェアサロンとして、美容師の経済的自由と時間的自由を支えています。

参考・参照元